そもそも外壁の防水とは、下地防水シートでガードし、更に仕上げの外壁材にて2重の防水構造となっています。(築30年未満の場合)
仕上げの外壁材(主にモルタル構造やサイディングなど)は、基本的には表面塗装(吹付け塗装や塗布塗装など)に依存しています。
その塗装も経年劣化によって10年~12年程で雨水や汚れを弾く機能が失われ、雨水や汚れを吸い込んでしまう状態になります。
仕上げ外壁材の寿命を延命させるためにも、外壁塗装が必要となります。
これで解決! 「外壁の塗り替え」
まずは汚れやコケの付着、亀裂の有無を定期的に点検しましょう。
年に一度、家をぐるりと観察するだけで良いのです。
年に一度、家をぐるりと観察するだけで良いのです。
外壁の塗り替え
■汚れやコケの付着していた場合■
外壁が汚れたり、コケが付着し始めたら要注意です。表面塗装の劣化に伴い、雨水を弾く能力が著しく低下している状態です。
汚れやコケの付着が目立ち始めたら塗り替え塗装のサインと思って下さい。
<おすすめポイント>
- 外壁塗装を行う決断をしましょう。
- 塗料には、アクリル系(5~6年)、ウレタン系(7~10年)、シリコン系(12~15年)、ラジカル系(14~16年)、フッ素系(15~20年)と耐久年数に格差が有ります。
- 当然、価格も耐久年数に伴い高額になって行きます。
- 出来ればシリコン系(12~15年)を選ぶと良いと思います。
■外壁剥がれてきた場合■
外壁が剥がれたら待ったなしの赤信号です。
剥がれの原因は様々です。地震による亀裂が拡大したものや、塗装の著しい劣化により雨水を吸い込んでしまい、モルタルを破壊して出来るものなどがあります。
剥がれをそのまま放置してしまえば、そこから雨水が侵入し、徐々に拡大していく現象が起こります。早めに修復すれば小規模な工事で済みますが、放置して拡大すれば中規模から大規模な修復工事をしなければなりません。
<おすすめポイント>
- 出来るだけ早く補修工事をお願いしましょう。
- 小さな剥がれであればシリコンコーキングなど(ホームセンターで入手できます)で業者に頼まなくてもお客様ご自身で出来ます。